
薬が好きという人はそういないでしょう。
特に苦味を強く感じるような薬であれば、大人の方でも毎回「嫌だなぁ……」と思いながら飲んでいるのではないでしょうか?
実はこれと同じことが犬にも言えるのです。
犬にとって薬というのはそれこそ得体のしれないものです。
苦味があるのであればなおさら口にはしたくないでしょう。
ただ、それでも病気の関係で薬を飲ませなければいけない場面は出てくるものです。
そこで今回は、愛犬が楽に薬を飲んでくれる方法をご紹介します。
薬だとバレずに飲ませる3つの方法

なにより愛犬にコレは薬じゃないよと思わせることが重要です。
そのためには、おやつやグッズをうまく使って愛犬に嫌な思いをさせずにのませてあげることです。

おやつの中に入れて食べさせる

まずひとつ目は、おやつの中に入れておやつごと食べさせるというものが挙げられます。
これは野菜が苦手なお子さんに、細かく刻んだ野菜を入れたハンバーグを食べさせるのに似ているかもしれません。
最近では薬を飲ませるためのおやつといったものも出ており、薬を綺麗に包んで愛犬に与えることができるようになっているのです。
薬を触った手でおやつを触ってしまうとおやつにも薬のにおいがついてしまって、愛犬が怪しがり食べない可能性がある
おやつに混ぜる方法は食事に混ぜるのと同じように思えるかもしれませんが、実は食事に混ぜるほうがリスクが高いこともあるのです。
食事に混ぜても薬だけを器用に残してしまうことがあります。
食事をしている最中に薬を口にしていることに気づくと今度は食事そのものを嫌がるようになる可能性もあるのです。
薬のにおいが手につかないように、且つ薬がしっかりとおやつの中に隠れるようにすること


オブラートやゼリーに包んで飲ませる

錠剤タイプのものであればおやつに入れるのもやりやすいのですが、粉薬タイプだとなかなかおやつに入れるのは難しいでしょう。
そういった場合には、オブラートやゼリーに包んで飲ませるのもひとつの方法になります。
オブラート
オブラートだといかにも薬を飲ませるという感じで愛犬も嫌がりそうなものですが、最近のオブラートは味付きものも出ています。
愛犬にとってもおいしい味のオブラートであれば、すんなりと飲み込んでくれるものです。
ゼリー

ゼリーの場合には粉薬を完全にゼリーと混ぜてしまうか、粉薬をゼリーで包み込むようにして飲ませる形になるかと思います。
シリンジを使って飲ませる

液体タイプの薬であれば、シリンジを使うのもひとつの方法です。
液体タイプに限らず、錠剤タイプでも粉にできるものであれば粉にして水に溶かしてもいいでしょうし、粉薬を水に溶かすといった形でもいいでしょう。
シリンジというとそれこそ愛犬が噛んでしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、愛犬の歯のない部分にシリンジの先端を差し込むと楽に薬を飲ませることができます。
物体を飲み込ませるのではなく、液体を飲ませる形になりますのですんなりと素直に飲んでくれることが多いです。

シリンジで飲ませるときには一気に流し込まないように!
愛犬がむせてしまう可能性があります。
少量でもむせてしまうときには、落ち着かせてから何回かにわけて飲ませるようにしましょう。
まとめ

できれば愛犬には健康でいてもらいたいものの、怪我や病気などで薬を飲ませなければいけないことも出てくるでしょう。
ただ、そういったときにすんなりと薬を飲んでくれる犬ばかりというわけではありません。
中にはそれこそ親の仇かというほどに薬を嫌う犬も出てくるでしょう。
しかしながら、それでも愛犬の体のことを考えれば薬はどうにかして飲ませなければいけません。
これらのものを活用して、薬を飲ませるようにしましょう。