犬の肛門腺絞りとは?しないリスクと注意点【小型犬の飼い主様必読】

しげおパパ
どうも、しげおパパ
( shigeopapa01 )です。

犬を飼っているという方でも肛門絞りについては知らないということもあるかもしれません。

犬の肛門絞りは、正確には肛門腺絞りと呼ばれるものなのですが、しないことによるリスクは思っている以上に大きいものです。

ここでは、犬の肛門絞りをしないリスクとその注意点についてご紹介していきたいと思います。

目次

犬の肛門絞りをしないリスクとは?

Photo:lineblog.me

犬の肛門の左右には、肛門腺と呼ばれるものがあります。
そこには肛門嚢(こうもんのう)と呼ばれる袋があって、そこに分泌液が溜まるようになっています。

本来であれば自力でその分泌液を排出することができるのですが、今の時代を生きる飼い犬というのはそれができなくなっています。

排出できなくなった分泌液は、肛門嚢に溜まっていく一方です。
その中で細菌が繁殖して炎症を起こしてしまう「肛門嚢炎」になるリスクも高まります。

肛門周りの皮膚が赤く腫れたり、出血したりすることもありますし、最悪の場合、溜まった分泌液が行き場を失い肛門嚢が破裂なんていう危険もあります。

飼い主の方は肛門絞りはもちろん、愛犬の様子をしっかりとチェックしておきたいものです。

犬の肛門絞りをする上での注意点とは?

Photo:wancoro.club

犬の肛門絞りというのは、難しいのは最初だけです。
コツをつかむことができれば、難なくできるようになります。

ただ、注意しておきたいのが分泌液が出るまで肛門絞りをし続けるといったことです。
分泌液がたまっていないということもありますし、やり過ぎると肛門嚢を痛めてしまいます。

何より愛犬も肛門絞りを嫌がるようになりますし、つらい思いをさせてしまいます。
出ないときには、無理に続けないことが大切です。

また、もし肛門絞りで分泌液を出すことができたら、その分泌液の色をチェックしておきましょう。

犬によって分泌液は違ってくるのですが、赤かったり、緑色をしていたりするときには炎症を起こしていたり、膿んでいたりする可能性があります。こういった色の分泌液が出た場合には、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

どうしても出来ない場合は、動物病院はもちろん、ペットサロンなどでもやってくれるところも多いので積極的に利用しましょう。

肛門絞りを行う頻度は?

肛門嚢に分泌液が溜まってくると、おしりを気にする行動を見せるようになってきます。

お尻を地面にズリズリと擦りつけたり、しっぽの周辺を気にして噛んだり舐めたりと。溜まりやすい子だと1ヶ月ほどで気になりはじめます。

上記のような仕草が頻繁に見られるようになった時は肛門絞りのサインです。

目安は月一回のペースが望ましいですが、最低でも2ヶ月に一回は行うようにしましょう。

まとめ

私たち人間には馴染みのない「肛門絞り」ですが、犬にとってはとても大事な習慣の一つです。

知らずに放置してしまうと肛門嚢炎を起こし、最悪の場合、破裂して出血してしまう危険があります。

もちろん、全ての犬に肛門絞りが必要というわけではありません。
個体差はありますが、大型犬などお尻の筋肉が発達している子は自力で分泌液を排出することができます。

ですが、中型犬をはじめ小型犬やシニア犬のほとんどは自力で出すことができないようです。

病気を未然に防ぐためにも、定期的に肛門絞りを行うようにしましょう。

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